「このブログについて」の補足(またはブログの最初の一歩)

10月1日にこのブログを作成してから1週間以上経ちました。気が付いてみると今まで何も投稿していません。社会人でありながら引きこもりみたいなことを長年続けていたために、何もしないことに慣れすぎていたのかもしれません。

しかし「中途半端でやりたいことが形になっていないブログ」にはしたくないので、これからはそれなりの手間をかけて続けてゆくつもりです。どうぞよろしくお願いします。

さて私は「このブログについて」で「今年の春に母を亡くして一人暮らしになりました。来年の春には約30年勤めた会社を退職することにもなりました。こうして私の生活は否応なしに変わってゆく訳ですが、変化するよりも先に始めておきたいことがあります。」と書きました。そのような人間としてこのブログでどんな記事を書こうとしているのか、以下にメモしておこうと思います。

業務の引継ぎについての話

とある会社にて、私は「パソコン担当」のような仕事をしています。仕事の一環として、例えばデータの変換や集計・ファイルのダウンロードといった作業を継続的に行っているのですが、その際にExcelや各種ツール(nmakeやgawkUWSC等)を使っています。

しかしここで私が退職すると、ツール類になじみのある人が同じ部門内にいないため、私がやってきた作業のいくつかは昔ながらの手作業に戻るとか引き継がれないといったことになるかもしれません。

そこで、このような事例については自分が何らかの手当てをしておくべきだと考えました。さらに、せっかくだから差し支えない範囲内でその話を書き残しておこうとも思った次第です。

例えばExcel上で作業すれば代替えできそうな作業があれば、その手順について調べたり試したりしておくといった感じです。

なお、私が去った後は新しい体制と新しいシステムの下での管理運用が始まるので、でしゃばるつもりはありません。あくまでも好ましくない事態を避けるための予防的な措置として考えています。

新しいことを学び始めること・あるいは以前学んだことを学びなおすことについての話

退職後の仕事やお金のことなど心配はありますが、後述するような理由から、まずは 自分がどこまで新しい状況に対応し学んでゆけるのかを確かめることが先決だと考え、 このブログのテーマのひとつとすることにしました。

これはたとえ話のようなものなのですが、私は折り紙が苦手で、鶴を折ることができません。 ある時折り紙の本を見ながら、書いてある通りの手順に従って鶴を折ったことがあります。 人によってはそれが達成感につながり、更なる練習にいそしんで折り紙が上手になっていったことでしょうが、 私は訳が分からないまま紙を折ったことが不満であり腑に落ちない感覚もあったため、 達成感のようなものは希薄でした。 その時は2回くらい折ったような記憶があるのですが、それきりで終わり、結局折り方は身に付きませんでした。

しかし仮に鶴を折ることが真剣に対応すべき事柄であると意味づけられており折ることが日課にもなっていたとしたら、 折り紙が苦手でおそらくめんどくさい性格の持ち主である私であったとしても、 比較的短期間で手順を覚えてしまうのではないかと思われます。 さらに個々のもしくは一連の折り方の意味(こうすることによって何をしているのかについての理解等)が 深まれば、鶴にとどまらずいろいろなことができるようになっていることでしょう。

同様のことは私が現在の本業としているパソコン関係の作業にもあります。 Word, Excelを初めて触った時に感じた腑に落ちない感覚、業務で使ったことのあるプログラミング言語 (PerlVBScriptUWSC)が初心者レベルにとどまってしまったこと、など。

大げさに言えば私は人生のリスクに触れようとしているので、 日常の生活も意識的・無意識的にそれに影響されつつあることでしょう。 長年さぼってきた分つらいものになるかもしれませんが、 今こそが自分を試すことを始める時期なのではないかと思います。 ちなみにめんどくさい性格は直せないと考えて行動します。